ルーブルを出て、公園を道なりに抜けていきます。遠くに見える尖塔のところがコンコルド広場、さらにその向こうに凱旋門があるはずです。すでに18時過ぎですが、ユーロスターは最終21:13発なのでもう少し時間はありそうです。
しばらく歩くとコンコルド広場にたどり着きました。ロータリーの真ん中のようなところでしょうか。遠くに凱旋門が見えます。ここから凱旋門までの通りがシャンゼリゼ通りなんだそうな。道幅は広いのですが人も多い通りです。ルイヴィトンのでかい店があったりしますが…でもまあ、ロンドンのピカデリーサーカス辺りを歩いててもそうですけどあまりこの辺りの店に縁はないですな。時間もないのでスルーです。
延々歩いて凱旋門へ。見えているのになかなか近づきませんでしたが、ようやく到着です。こちらもロータリーの真ん中の広場にドンとあるような感じです。どうやって近づくのかと思ったら地下道を通るんですな。真下に出れます。中にも入れるようですがそれはパス、そのまま地下鉄の入り口を探してエッフェル塔に向かいます。そろそろ時間もないのですが、地下鉄の場所がわかりにくい…しばらく探してようやく乗れました。
エッフェル塔はもう乗り換えのついでにちょっと遠くから見るだけでした。Line 6のBir-Hakeim Tour EiffelからC線のChamp de Mars Tour Eiffelへ。この移動の際に写真だけ撮って終わりです。Gare du Nordに向かいます。来たときの逆で、C線からB線に乗り換えてGare du Nordにたどり着くはずです。この駅発が19:45を回っていたと思います。チェックインの締め切りが20:43なので結構ぎりぎりです。
ところがここで痛恨のミス、ホームを間違えていたらしく逆方向に乗っていました。後何駅か確認しようと路線図を見ていたら着いた駅が違うので軽いパニック、すぐに飛び降ります。時間は相当ヤバイのでタクシーも考えるのですが、タクシーを捕まえることができるとも思えない上にそもそも言葉が違うので結構リスク高です。どうにもならんので逆のホームで待ちます。程なくして電車が来ました。これは間違いなくオルセー方面に行きます。
C線を降りてダッシュでB線のホームへ。確か20:25発に乗ったと思います。5分で着いたとしても20:30、最下フロアの地下鉄のホームから最上のユーロスターの乗り場まで何分かかるかわかりませんが、とにかく危険。乗り遅れたら今度は宿を探さなければなりませんが、とても見つかるとは思えません。駅で朝まで時間つぶせるだろうか…などと考えながらGare du Nordに到着しました。20:30です。
電車を降りると階段を走って駆け上がります。場所は良くわかりませんが、とにかく上であることは間違いありません。でかい駅なので何フロアか上がってユーロスターの窓口を探します。とにかく走って、ユーロスターが停車しているフロアに来ました。が、どこでチェックインするのかわかりません。とりあえず窓口に行って見ましたが、前の乗客の処理に時間がかかっています。すでに20:35を過ぎており、終わるのを待つのは危険な気がしてきます。んーっと考えた挙句、列を離れて警備の人にユーロスターのチェックイン場所を英語で尋ねます。どうやら通じたらしく、「Upstairs!」と言って指差す方向にエスカレータか階段か、とにかく上への通路がありました。まだ上があったのは気付いてませんでした。危ういところですがとにかく駆け出して上に上がると、ロンドンでも見たようなチェックインの自動改札がありました。少し列がありますが、ここは乗車券を通すだけのはずです。20:40になるかならないかぐらいで通過できました。
とにかく一安心でどっと汗が出てきましたが、まだ出入国審査が残っています。最初にPassport Contorolです。パスポートを渡すと何かチェックされて、「ドモアリガトゴザイマス」と片言の日本語で言われました。Thank youとか言いながら「あれ、これでOK?」と思っているとそんなはずはなく、次に出ましたUK Borderです。どうやら先に入国カードの記入が必要なようです。フランス入国のときは何もなかったのに…まあ、チェックインは終わっているので、カードを書いて列に並びます。
とにかくこの入国審査は厳しかったです。なんだか不審者を見るように質問されます。目的、期間に始まって、帰りの航空券、宿の確保証明、訪問先、何をするのか、なぜ7週間なのか等々、日本からイギリスに入国するときに用意していた書類は一応用意していたのですが、ほとんど見せました。最後に、日本を出国した日を訪ねられ3/15と答えると、パスポートの出国日とチェックされてOKとなりました。これ、言い間違ってたらNGにされたんじゃなかろうか…まあとにかく通過です。後で考えると、このとき私は汗だくだったので不審に思われたのかもしれません。手荷物検査を終えて待合所に着くと乗車が始まっていましたが、もう安心です。乗りさえすればイギリスに戻れます。
帰りの席はDUOという二人がけの席でしたが隣は空きだったらしくゆったりでした。食事は朝よりも少しちゃんとしたもので、なかなかおいしい。どうせ乗るなら1等ですな。チョコレートケーキのようなデザートが出たのですが、イギリスで食べたデザートよりはかなりおいしいです。というか、こちらのデザートでおいしかったものはあまり印象にないのですが…まあ久しぶりにケーキを食べた気になりました。
ともあれ、イギリスに戻れました。ユーロスターに乗った後はもうチェックありません。ロンドンの地下鉄に乗るわけですが、こちらの地下鉄は相当な安心感があります。ホームも間違えようがなく、ホームも車内も明るい(フランスのはちょっと薄暗い感じ)。日付が変わって少ししたぐらいにアパートに着きました。
まあ忙しい小旅行でしたけど、そうそう機会のないことなのでなかなか良かったんじゃないかと思います。それにしても、言葉の壁は想像以上に高いです。