2010年4月23日金曜日

UKキーボード

今回、荷物になることを承知で持ってきたものの一つがキーボードです。HHKなのでそれほど大きいわけではありませんが、まあ無駄と言われれば言葉もありません。が、持ってこずにはいられなかったのは、前回、借りたPCに付いていたUK配列のキーボードに我慢なら無かったからです。

UKキーボードもともと英語キーボード使いなので英語圏のPCは問題ないつもりでしたが、大きな間違いでした。私の知っている英語キーボードはUSキーボードと言ったほうが正しかったわけです。右がUKキーボードです。スペースバーは長くてよいのですが、記号の位置は若干違います。なんだかUSキーボードとJPキーボードがごっちゃになったような感じ。ポンド記号があったりします。

シフトキーとりわけ我慢ならなかったのは、左下の左SHIFTキーの部分です。US版やJP版の半分ほどの長さに削られ、そこに、バックスラッシュが押し込まれています。これはいただけません。私はシフトキーを左手小指で抑えるのですが、毎回このバックスラッシュを押してしまいます。最初、パスワード入力で弾かれて困惑しました。大文字を入力しようとしてシフトキーを押したつもりが押せていなかったのです。このシフトキーを頑張って左手小指で押していると、夕方には攣りそうになってきます。私の指が短いのも確かなのですが、それにしてもあんまりかと。イギリス人は右手でシフトキーを押すのだろうか…(右シフトは無駄に長い)。ついでに言えば、このバックスラッシュの位置も困惑です。US版やJP版の右上に対して真逆の左下とは何故?まあどっちが先にできたのかはわかりませんが…

とにかく、このUKキーボードに慣れてはいかんと思い、今回はキーボードを持参しました。HHKの小ささが強烈にありがたい…

2010年4月20日火曜日

E5830用バッテリー

MiFi購入後は、外出時はこれとiPod touchを持ち歩き、アパート内ではほとんどACアダプタにつなぎっぱなしで使っています。そうしていると、どうも神経質なのかバッテリーのへたりを心配してしまいます。AC電源使用中は充電されないようにバッテリーを抜きたいところですが、バッテリーが刺さってないと動作しないみたいです。で、予備バッテリーがあるのか調べていました。

少なくとも、Pocket Wi-Fi用のものが使えると思っていたのですが、いや、もちろん使えるようなのですが、これが結構高いようでイーモバイルやソフトバンクから買うと4千円ぐらいします。バッテリー一個に4千円はなぁ…本体一式でも7千円ぐらいなんだけど…と思いながら 英国eBay を探してみると、いくつか売られています。送料込みでも1,500~2,000円ぐらいと半値以下のようなので一個買って見ました。UK受け取りにしましたが、発送元は香港だったので、別に日本に送ってもらっても値段は同じっぽい。エアメールはものすごい安い値段で世界中に届くようで驚きます。

届いた品物は、まあバッテリー HB4F1 です。純正品と見た目に違いはありません。HUAWEI自体は中国の会社だし、香港でもE5830は売られているようなので特に問題ないだろうと勝手に思っています。

あまり関係ありませんが、配送はご丁寧にもSignature Requiredだったらしく、不在票が入っていました。大体日本と同じシステムらしく、再配達を申し込むか、配達局に取りに行くか選べるようです。「取りに来るなら配達から24時間以降に」のような注意書きも日本と変わらない気がします。土曜日も午前中は窓口が開いているようなので受け取りに行ってきました。身分証が必要らしいのでパスポートを持っていくとそれだけでOKでした。タッチパッドのような端末にサインして受け取り終了。あまりいい評判聞かないRoyal Mailですが、なんら問題ない感じです。

2010年4月19日月曜日

ポンドに両替

とりあえず、これまで見かけたレート表を並べてみました。為替レートは変動するので金額の比較にあまり意味はありませんが、売り買いの差は見ておいたほうがいいかなと思います。1枚目は成田空港です。売り148.83、買い124.83なので差は24円(TTMに対して±12円になるんですかね)になります。2枚目はヒースロー空港、差はどうやら28.1円(±14.05円)です。3枚目はロンドンの街中、ピカデリー周辺にあった両替所で、差は10.3円(±5.15円)。……空港は手数料高いですね。街中のほうが手数料はよさそうです。

成田 ヒースロー ピカデリー付近

ちなみに、日本の銀行で両替する場合は±11円か12円、大黒屋で±10円だったうように思います。空港よりはわずかにマシですが、ポンドは1日で1円2円簡単に動くので為替レートの変動に埋もれるぐらいの差でしょうか。いずれにせよ、無理に空港で両替する必要はないような気がします。

私の場合、今回は前の残り以外のポンドは用意しませんでした。現金の入手にはキャッシングを利用しています。クレジットカードを持っていれば、街に出ればいくらでもCD機がある(現地の人も使う)ので、そこでキャッシングが可能です。キャッシングは高いように思えますが、銀行の両替手数料と比較すると全然リーズナブルです。基本的にクレジットカードを使う前提で何枚かカードを用意しておけば、後は空港から街に出る手段さえあればよいと思っています。とはいえ、多少の現金はあったほうが安心なのも確かなので、用意するなら数十ポンドで十分でしょうか。トラベラーズチェックは…面倒に思えるので使ったこと無いです。スーパーで使えるとも思えないしスーパー行くために銀行行くのも馬鹿らしい…トラベラーズチェックが使えるところならクレジットカードは使えるでしょうし。

両替手数料だけを考えれば、FX業者を利用した受け渡し取引(手数料は1ポンドあたり1円以下になるはず)を使う方法もありますが、個人的にはどうかと思います。両替額が大きくなること、外貨口座が必要なこと、外貨のまま引き出す方法が良くわからんことなどが主な理由です。シティバンクの口座にポンドで出金して、シティバンクのトラベラーズチェックで引き出すと言うのができそうな気がしますが…ちょっと旅行や出張で行くだけなら、いろんな手間を考えればクレジットカードを選んでしまいますね。

2010年4月17日土曜日

ヒースロー閉鎖中?

今知りました。火山の噴火なんて遠い国のことかと思っていたらここが遠い国ですな。JALのロンドン→成田も欠航が決まっているので今日、または明日帰国だったら帰れなかったわけです。

じゃあ、実際に搭乗便が欠航になったらどうなるんだろうと言うのは時々考えてしまいます。航空会社都合なら泊まるとことか手配してくれるのかな。一応4/16~4/23発の航空券については、4/30までの発便に手数料なしで変更可能となっているようです。とはいえ、泊まるところがないわけで。

まあ、帰国は2週間後なので大丈夫と思うのですが…

2010年4月15日木曜日

桜?

今年は桜を見ない年になるのか…などと思っていたのですが、やっぱりこれ、桜よね?何種類かあるような気がするんですが、詳しくないのでわかりません。桜並木のような場所はお目にかかったことはなく、たいていポツンと小振りな木が一本です。誰も気には留めていないわけですけど、日本人としてはなんとなくオッと振り返りますな。そろそろ散っているものも結構あります。私の滞在は数ヶ月と短めなのでそうでもないですけど、長く居るとノスタルジーを感じるものの筆頭なんじゃないですかね。

桜?その1桜?その2桜?その3

2010年4月14日水曜日

イースターエッグ

イースター期間にスーパーで売っていたリアルイースターエッグ。ちょっと食べる気にはなれないが、まあ物珍しいので買ってみた。クリスチャンでない身にはよくわからない習慣だ。


ところで、初めてiPod touchからポストしてみたが、レイアウトや書式はどうなるのだろうか?

2010年4月13日火曜日

Eye-Fi Pro

話題になって久しいと思いますが、いまさらながら使い始めました。デジカメとPCを物理的にケーブル接続しなくて良いと言うのはやっぱり便利です。購入したのはEye-Fi Proで、4GB SDHC、ジオタグ対応、RAWファイル対応、アドホックモード対応のものです(Pro X2というのも今春発売らしいのですが、もう出たのかな)。

なかでもジオタグ対応と言うのはなかなか面白いです。GPSを受信しているわけではないのでそれほど正確な位置が記録されるわけではないのですが、それっぽい位置が記録されます。picasaなど、ジオタグ対応のソフトで見ると地図とあわせて見ることができます。フォト蔵に何枚かあげてみました。地図表示で見れます。

最初、自分が接続できるアクセスポイントが近くにないとダメ(MiFiみたいなのが必須)なのかと思っていましたが、そんなことはないようです。別にMiFiを使っていなくてもジオタグは記録されているようです。どうやら、

  • アクセスポイントが近くにあればよい。接続できるかどうかは関係ない。Eye-Fiカードは一分おきにアクセスポイントをスキャンし、記録している。
  • 写真はEye-Fiサーバーを介してアップロード(デジカメ → Eye-Fiサーバー → PC)する必要がある。サーバー側で、写真と一緒に送られてきたアクセスポイント情報からジオタグを付ける。
  • Skyhookという会社が行っているアクセスポイントの位置情報マッピングを利用している。
  • Skyhookのカバレッジを見ると、イギリスは大部分カバーされている。日本は東京・大阪・愛知ぐらい。なので、イギリスで使う分にはかなり位置情報が取れるけど、日本では都市部で使ったときしかタグ付けされない。カバーされていない地域の人がこちらでsubmitすればカバレッジが増えるのか?

といった仕組みの模様。こちらにいる間しか恩恵はないのかもしれません。でもそうすると日本でPro X2が売られたらジオタグが付かないと言い出す人が続出するような。と思えばそんなはずはないのか?ちょっとわかりません。

また、Eye-Fiサーバーを介したときだけジオタグが付くと言うことは、アドホックで直接転送する場合はジオタグが付かないってことですな(たぶん)。だとすると微妙に中途半端ですがMiFiがあるので当面はアドホックモードは不要です。じゃあProでなくても良かったんじゃ…と思わないではありませんが、こういうのは買ってみてわかることなので…

2010年4月12日月曜日

ロンドンへ

広場ルーブルを出て、公園を道なりに抜けていきます。遠くに見える尖塔のところがコンコルド広場、さらにその向こうに凱旋門があるはずです。すでに18時過ぎですが、ユーロスターは最終21:13発なのでもう少し時間はありそうです。

 コンコルド広場しばらく歩くとコンコルド広場にたどり着きました。ロータリーの真ん中のようなところでしょうか。遠くに凱旋門が見えます。ここから凱旋門までの通りがシャンゼリゼ通りなんだそうな。道幅は広いのですが人も多い通りです。ルイヴィトンのでかい店があったりしますが…でもまあ、ロンドンのピカデリーサーカス辺りを歩いててもそうですけどあまりこの辺りの店に縁はないですな。時間もないのでスルーです。

凱旋門延々歩いて凱旋門へ。見えているのになかなか近づきませんでしたが、ようやく到着です。こちらもロータリーの真ん中の広場にドンとあるような感じです。どうやって近づくのかと思ったら地下道を通るんですな。真下に出れます。中にも入れるようですがそれはパス、そのまま地下鉄の入り口を探してエッフェル塔に向かいます。そろそろ時間もないのですが、地下鉄の場所がわかりにくい…しばらく探してようやく乗れました。

エッフェル塔 エッフェル塔はもう乗り換えのついでにちょっと遠くから見るだけでした。Line 6のBir-Hakeim Tour EiffelからC線のChamp de Mars Tour Eiffelへ。この移動の際に写真だけ撮って終わりです。Gare du Nordに向かいます。来たときの逆で、C線からB線に乗り換えてGare du Nordにたどり着くはずです。この駅発が19:45を回っていたと思います。チェックインの締め切りが20:43なので結構ぎりぎりです。

ところがここで痛恨のミス、ホームを間違えていたらしく逆方向に乗っていました。後何駅か確認しようと路線図を見ていたら着いた駅が違うので軽いパニック、すぐに飛び降ります。時間は相当ヤバイのでタクシーも考えるのですが、タクシーを捕まえることができるとも思えない上にそもそも言葉が違うので結構リスク高です。どうにもならんので逆のホームで待ちます。程なくして電車が来ました。これは間違いなくオルセー方面に行きます。

C線を降りてダッシュでB線のホームへ。確か20:25発に乗ったと思います。5分で着いたとしても20:30、最下フロアの地下鉄のホームから最上のユーロスターの乗り場まで何分かかるかわかりませんが、とにかく危険。乗り遅れたら今度は宿を探さなければなりませんが、とても見つかるとは思えません。駅で朝まで時間つぶせるだろうか…などと考えながらGare du Nordに到着しました。20:30です。

電車を降りると階段を走って駆け上がります。場所は良くわかりませんが、とにかく上であることは間違いありません。でかい駅なので何フロアか上がってユーロスターの窓口を探します。とにかく走って、ユーロスターが停車しているフロアに来ました。が、どこでチェックインするのかわかりません。とりあえず窓口に行って見ましたが、前の乗客の処理に時間がかかっています。すでに20:35を過ぎており、終わるのを待つのは危険な気がしてきます。んーっと考えた挙句、列を離れて警備の人にユーロスターのチェックイン場所を英語で尋ねます。どうやら通じたらしく、「Upstairs!」と言って指差す方向にエスカレータか階段か、とにかく上への通路がありました。まだ上があったのは気付いてませんでした。危ういところですがとにかく駆け出して上に上がると、ロンドンでも見たようなチェックインの自動改札がありました。少し列がありますが、ここは乗車券を通すだけのはずです。20:40になるかならないかぐらいで通過できました。

とにかく一安心でどっと汗が出てきましたが、まだ出入国審査が残っています。最初にPassport Contorolです。パスポートを渡すと何かチェックされて、「ドモアリガトゴザイマス」と片言の日本語で言われました。Thank youとか言いながら「あれ、これでOK?」と思っているとそんなはずはなく、次に出ましたUK Borderです。どうやら先に入国カードの記入が必要なようです。フランス入国のときは何もなかったのに…まあ、チェックインは終わっているので、カードを書いて列に並びます。

とにかくこの入国審査は厳しかったです。なんだか不審者を見るように質問されます。目的、期間に始まって、帰りの航空券、宿の確保証明、訪問先、何をするのか、なぜ7週間なのか等々、日本からイギリスに入国するときに用意していた書類は一応用意していたのですが、ほとんど見せました。最後に、日本を出国した日を訪ねられ3/15と答えると、パスポートの出国日とチェックされてOKとなりました。これ、言い間違ってたらNGにされたんじゃなかろうか…まあとにかく通過です。後で考えると、このとき私は汗だくだったので不審に思われたのかもしれません。手荷物検査を終えて待合所に着くと乗車が始まっていましたが、もう安心です。乗りさえすればイギリスに戻れます。

帰りの席はDUOという二人がけの席でしたが隣は空きだったらしくゆったりでした。食事は朝よりも少しちゃんとしたもので、なかなかおいしい。どうせ乗るなら1等ですな。チョコレートケーキのようなデザートが出たのですが、イギリスで食べたデザートよりはかなりおいしいです。というか、こちらのデザートでおいしかったものはあまり印象にないのですが…まあ久しぶりにケーキを食べた気になりました。

ともあれ、イギリスに戻れました。ユーロスターに乗った後はもうチェックありません。ロンドンの地下鉄に乗るわけですが、こちらの地下鉄は相当な安心感があります。ホームも間違えようがなく、ホームも車内も明るい(フランスのはちょっと薄暗い感じ)。日付が変わって少ししたぐらいにアパートに着きました。

まあ忙しい小旅行でしたけど、そうそう機会のないことなのでなかなか良かったんじゃないかと思います。それにしても、言葉の壁は想像以上に高いです。

2010年4月8日木曜日

ルーブル

セーヌ川オルセーを出てルーブルに向かいます。セーヌ川をはさんで向かいにあるはずなのでとりあえず橋を渡って対岸へ。場所は良くわかりませんが、なんとなく人が集まっていそうな方向に向かっていくと、話に聞くピラミッドが見えてきました。なかなか不思議な光景です。

ピラミッド どうやらピラミッドが入り口のようです。ピラミッド前には列ができていました。オルセー同様に手荷物検査があったのですが、オルセーほど時間はかかりませんでした。比較的すんなり中へ。

なにはともあれモナリザを見ておかなければなりません。ご丁寧にも、モナリザはこちらという案内はちゃんと出ています。まあ、この広さではこん なのがないとたどり着けそうもありませんが…とにかく、モナリザがあるというDENON翼から回ります。彫刻などはかなりとばして進みますが、部屋の天井にも絵が描かれていたりしてなかなか忙しい。ようやくイタリア絵画の部屋へ行くと宗教画が多数、わかる場面も多少あるけれどほとんどわからない。やはり聖書を読んでおいたほうが楽しめそうですね(前も同じことを書いたような…)。しばらく行くとダ・ビンチの宗教画も出てきました。いくつかテレビなどで見たような絵もあります。岩窟の聖母の2枚目というやつもここですな。そういえば英ナショナルギャラリーでは1枚目を見れていないのですが、もう戻っているのか?ともかく、モナリザもこのあたりです。

モナリザはものすごく厳重に額に入れられており、周囲には柵があるので近くで見ることはできません。ちょっと遠巻きに見ることになります。それをたくさんの人が囲んで写真をとっています。話には聞いていましたがちょっと興ざめな感じ、他の展示に時間をかけたほうがよさげです。そういえば写真は撮っていいのかな、ここ?

後は、どう回ったのか覚えていませんがドラクロワ、ナポレオンの戴冠式などをみて戻ってミロのヴィーナスをみてなどしているうちに時間切れ。なんか、DENON翼しか回ってない(しかも中途半端)。DENON, RICHELIEU, SULLYとあるので、1/3程度しか見てないってこと?ちょっと広すぎます。でもまあ、先にこっちに来たとしても全部見れるわけではなく、その上オルセーは見れなかったでしょうな。

出たころにはようやく雲が晴れてきました。ただ雨も降る不思議な天気。まだかなり明るいですが、夕方18:00を過ぎています。
虹が出た

2010年4月7日水曜日

オルセー

パリについて最初にしたことは地下鉄の切符購入です。とりあえずmobilisというのを一枚買っとけば一日MetroやRERに乗れることを事前知識として知っていたので、券売機でコレを買おうとします。最初はクレジットカードを入れたのですが何かダメとはじかれ(どうも日本のクレジットカードが使えない場面が多い…)、両替済みのユーロで買おうとしますが、この券売機、札が入りません。結局あきらめて窓口を探して並びました。フランス語でないとダメなのか?とか思い、カタカナで「ジュヴドレ アン モビリス シルヴプレ」とか言ってみる訳ですが、まあ通じている気配なし。モビリスモビリス言って紙に書いたジュブドレ…(用意していた)を見せてたら、うるさそうにおばちゃんがレジの金額を指差してくれ、どうやら買えました。カードのようなものを想像していたら切符と同じ形状のものでしたが、間違いなくzone 1-2のモビリスです。ようやく地下鉄に乗れます。

地下鉄一応プランはオルセー→ルーブルと美術館を閉館まで回って、凱旋門→エッフェル塔ぐらいを見て戻るぐらいを考えていたので、まずはオルセーへ。RERのB線でSaint Michel Notre Dameまで行って、C線に乗り換えてMusee d’Orsayに行けばいいようですが…わかりにくい。どのホームがどっち行きなのかいまいちよくわかりません。何度も路線図を確認してホームで待ちます。ちょっと暗い感じのホームでいまひとつ華やかさはありません。黒人も多くなんとなく威圧感を感じます。でもまあどうにかMusee d’Orsayで降りました。

オルセー 駅から上がるとオルセー美術館は目の前でした。が、すごい行列ができています。入場制限でもしているのか、やはりイースターだからでしょうか…とはいえ、今から先にルーブルに行っても同じ状況の可能性があるので行列の最後に並びます。曇りでたまに雨がぱらつく中を並んでいると少しずつ進むのですがどんどん後ろにも列が付いて、総数は変わらない感じ。1時間以上並んで中に入れました。行列の理由は入場制限ではなく手荷物検査を行っているためでした。入場料は8ユーロです。無料で検査もなく入り放題な英ナショナルギャラリーとはえらい違いです。面倒な入場の割りに、子供が絵をぺたぺた触って父親があわてて止めに来る様な光景を見ると、ちょっとお金かけるところを間違っているのではないかと思わないではない…まあイースターで家族ずれも多かったのでしょう。展示はやっぱり見ごたえがあって、ゴッホ・ゴーギャンから始まってルノワール・マネ・モネなど教科書に載っているような絵の現物をぐるりと見て回りました。1枚でも日本にきたら騒ぎになろうかというのに、それが何枚もあるというのはやはりすごいもので、ミーハーな私などは十分過ぎるぐらい満足です。2階もあったのですが、行列のおかげであまり時間もないしメジャーどころはなさげなので今回は省略、ルーブルに向かいました。

2010年4月6日火曜日

パリへ

当日は6:30頃のメイデンヘッド発に乗りました。ユーロスターは9:00発ですが、8:00前にSt. Pancrasに到着。30分前までにチェックインすればいいので、先に両替をしておきました。とりあえず60ユーロを確保。その後チェックイン(改札を抜けたらチェックイン完了っぽい)です。

イギリスSt. Pancrasからフランスの北駅(Gare du Nord)までの乗車時間は2時間17分です。9:00発で12:17着(時差1時間)となります。のぞみの東京⇔大阪よりは短い乗車時間ですが、新幹線に乗るように行かないのはパスポートチェックと出入国審査、手荷物チェックがある点です。チェックイン後は飛行機の国際線に近い手続きが必要です。とはいえ、出国時はとくに何も聞かれませんでした。パスポートを見せただけでハンコ(汽車の絵)を押してくれました。

待合所乗車前の待合スペースはかなり混んでいます。乗車は発車の20分前からです。日本人もちらほら見かけます。私は日帰りだったので荷物は少なかったのですが、スーツケースの人もいます。車両までは自分で持っていって預けるみたいです。

ユーロスター

Leisure Selectの車両は、1列シートと2列シートに分かれており結構ゆったりしています。行きはSoloと呼ばれる一人がけシートを取ることができました。シートもシェル風で倒すと座面がスライドするので後ろに気を使う必要はありません。まあ、食事が出るのでシートが動くとまずいというのもあるのでしょうか。

定刻通り発車し、1時間弱過ぎたころに食事が出てきました。コンチネンタルですが割とおいしい。オレンジジュースやジャムのラベルはフランス語です。食事の後は、付け焼刃でもとりあえず数字の読み方と簡単な会話のカタカタ読みを見ておきます。いまさら役に立つとも思えませんが(実際役には立ってません)、とにかく今回はガイドブックもないので…

2時間ちょっとの乗車で間に食事が出てくるので、乗車時間は長く感じません。揺れもほとんどなく快適です。知らない間に海峡のトンネルを抜けてGare du Nordに着きました。

ユーロスターを予約

こちらに来てから知ったのですが、4月の最初の週はイースターで4連休になります。ロンドンや近郊はだいぶ回ったような気がするので、4日も休みがあるとそろそろどこへ行こうか悩みます。いっそ何もしないというのも選択肢なのですが、それもどうかと思い、ぼんやりと希望だけは持っていたユーロスターでのパリ行きを決行することにしました。

とはいえ、行ってみようと思ったのがイースターの一週間前、それから日系の旅行会社をいくつかあたってみたのですがツアーはほぼ埋まっていました。一つ当てはあったのですが、ロンドン発が6:55分ととても早い時間でした。ユーロスターは30分前にチェックインが締め切られるらしいので、メイデンヘッドを5時発位の電車でもぎりぎりぐらいか、おそらく間に合わない感じです。前泊が必要でしょうか。で、結局ツアーはあきらめて公式サイトから直接予約してみることにしました。フランスのホテルを取るのはちょっと敷居が高いので日帰りです。

予約は容易でした。日程と発着駅を指定して座席を選びます。座席はStandard, Leisure select, Business Premierから選択できますが、予約した日が遅すぎなため、格安なチケットはありませんでした。Standardの値段もLeisure Selectとほとんど変わらないぐらい(時間帯によっては逆転している)だったので、往復でLeisure Selectを選びました。シートがStandardより少し良く、チェックインは30分前まででStandardと同じ扱いです。JALでいうところのプレミアムエコノミーみたいなものでしょうか。ただ、Standardとの大きな違いとして食事が出ます。日帰りで滞在時間は余りありませんので、2食付いているのはなかなかおおきい。

前日、下見を兼ねてチケットを受け取りに行ってきました。出発はSt. Pancrasですが、地下鉄ではKing’s Cross & St. Pancrasに行けばよいようです。

ロンドンについてみてわかったのは、イースター期間中は動かない路線や区間があるということです。もともとPaddingtonからKing’s CrossへはCircle Line 1本でいけるつもりだったのですが、Circle Lineはイースター期間中は全区間運休です。なかなか信じがたいですが、どうにも仕方ないので別の行き方を探します。下見で助かりました。結局Bakerloo LineとVictoria Lineを乗り継いでKing’s Crossにたどり着きました。今ではハリーポッターで有名なんですかね。まあ、National Railに乗るわけではないので9と3/4番線は見ていないのですが。

St. PancrasはKing’s Crossの隣の駅ですが、中でつながっていて歩いて10分ぐらいです。複数の路線が乗り入れているのでかなり大きな駅です。とりあえずユーロスターの出発口を探し、自動発券機にクレジットカードを入れてチケットを受け取りました。

King's Cross駅
St. Pancras駅

2010年4月2日金曜日

Bath

バースに行ってきました(ガイドブックではバスではなくバースですな)。メイデンヘッドから車で2時間弱ぐらい西に行ったところです。風呂のBathの由来になっている街なんだそうな。

とにかく、車で観光地の街中に入るのは前のカンタベリーで懲りたので避けようと思っていました。こちらではPark & Rideのシステムが定着しているようで、大きな観光地ではたいてい用意されています。BathでもPark & Ride用の駐車場がいくつか用意されていますので、目的地はこの中の一つLansdownです。

Lansdownの駐車場は結構山の上のほうにありました。ナビがなければちょっと不安になるようなところです。500台ぐらいの駐車スペースがあるそうですが、ほとんど埋まってました。Park & Rideは相当周知されてます。以前、善光寺に行ったときにPark & Rideを試したときは駐車場がガラガラで驚いたのですが、コレだけ混んでいても驚きます。たまたま少し前の車が出て行ったのでそこにとめました。

駐車場からはバスが出ています。2階建てバスで片道2ポンド、15分ぐらいで街の中心につきます。とにかく帰りもこのバスに乗らないとだめなはずなので、バス停の場所と路線番号(31番でした)を確認です。

ここで一番有名なのはRoman Bathで、なんでも1世紀にローマ人がイギリスを征服したときに作った浴場後なんだそうな。2000年近く前というのはなんとも……入場券を買うのには結構並びます。こちらではたいていの場所で日本語のオーディオガイドが無料で借りれます。まあ入場料もそれなりに高いのですが。

中は実際の浴場と発掘されたものの展示などです。温泉は出ているのでしょうけど入るところではないですな。温泉というより釣堀みたいでした。出るときに温泉水を飲むことができます。有料みたいですが、Roman Bathのチケットを見せれば無料でした。飲んでみましたが…なんと言うのか鉄分が多そうな感じでした。うまいものではありません。
温泉 ローマの香水の説明をしていた

他の場所でも思うのですが、こちらの建物は古いものをそのまま維持しているのか、新しく建てる場合も古く見せて作っているのか、ちょっとわかりませんが統一感があります。古い教会や寺院がバーンとあっても特に違和感がありません。見る分にはなかなかいいですね。住むとなるとどうかわかりませんが。
寺院街の中