2009年12月24日木曜日

帰国

最終日の朝は氷点下、-4度でした。あまり経験したことのない寒さです。いやでも車に乗らないといけないので、フロントガラスに残っている雪を降ろし、エンジンをかけて凍った窓を少し溶かしておきます。最終日はアパートのチェックアウトレンタカーの返却というのがちょっとしたイベントです

アパートのほうは、事前(アパートの説明には3日以上前に連絡してくれとある)に管理人の方に電話してチェックアウトの日時を連絡します。なかなか電話というのは敷居が高いのですが、一応先週電話して朝10:00と伝えています。荷造りは大体前日に済ませていますが、冷蔵庫とゴミ箱も空にしないとだめらしいので、朝食後に冷蔵庫の残り物をまとめて廃棄、掃除・ゴミ出しして、管理人が来るのを待ちます。

この寒さと雪は想定していなかったので、もともと10:00ぐらいに出発して車で少し回るぐらいのことを考えていました。しかし、あまり路面が良くない中運転して最終日に事故というのも悲惨なのでもう自重です。ですので「もっと遅い時間を指定すればよかったか?」などと思いながら待っていると管理人の方がやってきました。

手続き自体はほとんど何もなく終了。大して中の様子をチェックするでもなく、ちょこっと見ただけでほとんど雑談で終わってしまいました。もっとゆっくりしてって良いとのことなので、カギの渡し方だけ決めて昼過ぎまで使わせてもらうことに。ずいぶん適当ですが、まあありがたい。とりあえずアパートはこれで終了です。

レンタカーのほうは空港での受け渡し、午後4:30を予定しています。これも、「いっそアパートで引き渡せばよかったか?」などと思ったのですが、やはりスーツケースの移動があるので車で空港に向かいます。昼過ぎ、少し暖かくなってきたのか雨と雪が混じったような霙が降る中をちんたらと運転して早めに空港へ。空港のチェックインカウンターの前で、レンタカーのドライバーと待ち合わせになります。

しばらく待っていたのですが待ち合わせ時間になってもソレらしい人が見つからないのでレンタカー会社に電話(こちらは日本人が対応してくれる)、もう着くはずとのことで、ドライバーの風体を教えてもらいます。どうやらインド系の人らしいです。ほどなくしてソレらしい人と会うことができました。

こちらもチェックのほうはあっという間、こちらが駐車場代を精算しに行っている間に終了したようです。「一緒にチェックするんじゃないの?」と思いましたが、インド系の方特有のちょっと聞き取りにくい英語でどうやらOKのようです。ちなみにこの方によると、12月のこんな雪は20年数年ぶりだとか。ともあれ、これで後は飛行機に乗るだけです。

飛行機のほうは、翼に積もった雪の除雪と凍結防止とかで出発は約1時間遅れでした。乗り継ぎもあるのであまり遅れるのも不安ですが、まあ乗ってしまえば日本には着くはずです。案の定成田では急がされましたが、関空までたどり着きました。

時差ぼけなのか、おかしな時間に目が覚めるのでこんな文を書いてます...

2009年12月18日金曜日

水曜日の降雪が初雪だったそうですが、今晩は吹雪いてます。そろそろ積雪何センチという話が出てもよさそうな水準になってきたかと思われます。部屋から写真も撮ってみましたが、写真ではいまいちわかりませんな。P1010969s

今週に入ってまた一段寒くなった感じです。体のほうがついていっていないのか、そのとたんにまた風邪、熱は収まったもののまだ喉が痛い...

この時期の雪は、昔は結構あったそうですが最近では珍しいそうです。ホワイトクリスマスとかで喜ぶんだそうですが、別にそんなロマンチストでもないこちらは...

朝の様子です。ちょっと今日は車を使う気になれません。P1010973s

2009年12月14日月曜日

サンタクロース

よくわかりませんが、トラファルガー広場に大集結してました。

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夜にはさらに増えて、散らばってえらいことに。何がしたいんだ?

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Premium Bonds

ご存知の方はいるでしょうか。辞書では「割増金付き債券」などと出るようですが、何のことかよくわかりませんね。いっそ「プレミアムボンド」と書いてあっても大差ない感じですな。

こちらで売られている債券の一つですが、出資金額に対して利息は支払われません。代わりに、出資額に応じて番号が複数個割り当てられ、毎月抽選して当たったら当選金を受け取ることができるというものです。

ポイントの一つは、元本保証の債券であるという点です。もちろん、日本人が買う場合は為替による差益・差損があるわけですが、ポンド建での元本が保証されています。もう一つのポイントは、債券を買い取るのが国という点です。イギリスという国家が破産しなければ買い取ってもらえるでしょう。1等?は100万ポンド、末賞は25ポンドです。

「利息の付かない債券」と見れば何の価値もありませんが、「元本保証の宝くじ」ととらえればなかなか面白い仕組みです。まあ利息をみんなで取り合っているだけですけど、元本でなく利息を取り合う点が絶妙ですな。もちろん、当選確率は宝くじよりだいぶ低いのではないかと思います(10年持ってて利息0の可能性アリ)が、どっちにしろ当たらない点は変わりませんし、夢を見れる点は同じです。それなら現金で宝くじを買うよりはよほどよいのではないでしょうか。しかも、同じ金額をたんすに10年置いておくよりも多少楽しめます(高額なら他の投資先のほうが良いと思いますが...)。

販売元はNational Saving & Investmentsですが、郵便局でも購入できます。オンラインでも購入できるようですが、英国外在住の場合はオンライン購入不可のようです。申込書を送ってもらって、小切手やパスポートの写しなどとあわせて返送するそうな。まあ、イギリスに来て、帰国時に多めにポンドがあまったら使い先として検討してみてはどうでしょうか。100ポンドから10ポンド単位で購入できるようです。上限は30,000ポンドです。

それにしても、ただでさえ半分を胴元が持っていって、しかも3千円が3百円になる日本の宝くじですが、こういう仕組みを見るとますます買う気になれません。同じような商品を出せば、投資に腰の重い(でも宝くじは売れる)日本人にも手を出しやすいと思うんですがね。

→ 後に郵便局で買おうとしたのですが、日本の住所だとダメといわれました。英国外の住所の場合は郵送で購入の必要があるようです。もう少し時間があればアパートに送ってもらえばよかったのかも知れませんが。

2009年12月9日水曜日

アパートじゃないの?

今日アパートに戻ってみると何か違和感。リビングのドア開けてたかな?いやそんなはずは...入ってみるとキッチンに置いてた空のペットボトルもなく異様にすっきりしてます。部屋間違ったか?でも鍵開けたし...などと考えるのですが、どうやら私の部屋です。空き巣?などとかなり動揺したのですが、どうやら掃除があったらしい...ちょっと待てと。使わないクレジットカードとかパソコンは部屋に放置してるわけで、しかも、誰も来ない想定なのでたいがい散らかったままのはず...

ものすごく掃除&整理されてました。寝室とかデスクの上、キッチン、浴室まで。一応なくなったものはなさげ。でもこれってどうなん?一応1ヶ月住んでてそれなりに生活の気配がある自分の部屋なわけで、そこに突然入られるというのは...来るのがわかってるならもう少し整理してたのですが...完全にアパートと思って油断しました。

WEBで見ると、一応ここはserviced apartmentsと記載されています。servicedって何?とは来る前から思っていたのですが、こういうことだったんですかね。とにかく、ものすごくびっくりしました。

2009年12月8日火曜日

クリスマスのロンドン

P1010878s大英博物館の帰りにふらふら歩いていたのですが、えらいことになってます。大通りが歩行者天国になっており、すごい人出で異様に賑やか。小雨の降る寒い日だったのですが。そこここでイルミネーションが光ってます。音楽を鳴らしながらシャボン玉を撒き散らすHANDYMANという車を何台か見かけました。CDでも鳴らしているのかと思ったら音楽に合わせて中の人が歌っているようです。 人が多すぎて移動も大変です。ピカデリーサーカス駅の切符売り場はパンクしたのか自動券売機がクローズ状態、自動改札の前で人がたまっており、警備の人が何か叫んでました。何を言っているのかわからないまま待っていると通れるようになったようですが...今月はずっとこんな感じなのか?

クリスマスキャロルの絵も光ってました傘を差してる人はわずかドームに囲われたエロスの像

2009年12月7日月曜日

カンタベリー

世界遺産の大聖堂があるCanterburyです。私にとっては腰を痛めた地ですが...ともあれ、訪れたことは訪れました。車で約2時間、結構遠いです。高速をM4からM25、M20、M2と乗り継いでたどり着いたと思います。カーナビのTomTomはなかなか良くできてますね。これが100ポンドちょっとというのは安いです。付いてない車をレンタルしたら自費で買いたいぐらいです。

P1010780s途中、サービスエリアも寄ってみました。Clacket Laneのサービスエリアです。日本のサービスエリア同様に売店やフードコート、トイレ、ガソリンスタンドなどがあります。高速ルートマップなどはありませんが、高速が無料なのでそういうのを作る団体もないのかもと勝手に納得します。売店では2009年版の全国地図が安売りされていたので買ってみました。7.99ポンドが1.5ポンド。一緒に買った水のペットボトルが1.6ポンドなのでなかなか複雑な気持ちです。

カンタベリーまでの道路は渋滞もなく順調だったのですが、カンタベリーの街に入ったとたんに大渋滞。駐車場もどこもいっぱいで駐車できません。ぐるぐると周辺を回った挙句、ようやくとめてパーキングチケットを買って車まで戻りに走り出したところでグキッときました。これってもしかしてヤバイ?と思いつつも結構がんばって遠くまで来ていることと痛みがまだ少ないことからすぐに帰るのはためらわれて、大聖堂は見ておこうと思いました。

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...入り口からしてすごいです。Christchurch Gateというのだそうで、大聖堂はこの中です。門の前に看板があります。曰く、Special service for the bishop of Doverらしく、今日は大聖堂内部は一部しか見られないんだそうな。入場料も割り引かれるようです。なんともひどい話ですが腰を痛めた身としては逆に好都合か。幸か不幸かわかりませんが、歩くのがしんどくなってきているのでゆっくりしている余裕はありません。入場料を払い、見学できるところを教えてもらって中に入ります。

 

 

P1010786sこちらが大聖堂です。 中も入れるようですが、今日はCryptだけ入れます。Crypt内は撮影禁止でした。Cryptを見ただけですが、なんというのか厳かな気分になるところです。やはり大聖堂の中も見たいですね。

出るころには歩くのがきつくなってきました。売店なども見ずにとにかく駐車場に向かい、車の座席に座ります。どうやら座った状態だと痛みもあまりない様なので、急いで帰路に。とはいえ2時間かかるのですが...道路は整備されていますが流れが速いので、いささか緊張して疲れるんですよね。ともあれ帰宅、アパートの階段を必死に登ってやっと横になりました。で、こちらに続くことになります。

カンタベリーは、また機会を見つけて行きたい場所です。駐車場を探すのが大変なので車で行くにはちょっと不向きですが...

食事のストックを探す

何かあったときのために即席の食事をストックしといたほうがいいかと思い、スーパーを物色してみました。

最初に試したのはカップヌードルです。一応こちらにも売っています。チキン&マッシュルームのフレーバーと書かれたものを食べてみました...不味い...麺ももう一つですが、それ以上にスープがきつい。完食できませんでした。たまたま外れを引いただけかもしれませんが、第一印象の強烈さから、もうこの国でカップヌードルを買うことはないでしょう。いくら手軽とはいえ、弱っているときに不味い食事はつらい。

次はパイです。イギリスらしく、チルドや冷凍でいろいろなパイが売っています。が、その調理方法はオーブンとあります。加熱時間は冷凍からだと40分、全く手軽さがありません。気長にもほどがあります。却下です。キッチンにビルトインされたオーブンは加熱時間のほかにプレヒートが必要な上、チキンを丸焼きできるぐらい大きいので、ちょっと使う気にはなれません。パイに限らず、チルドや冷凍食品はオーブンを前提にしたものが多いような...電子レンジよりも普及しているのでしょうか。

P1010892s最後にインディアンです。インディアンカレーのチルドが売っており、冷凍も可能です。こちらは電子レンジでの調理方法も書いていました。冷凍からでも10分30秒でできるようです。ただ、チンして完成というわけではなく、手順が要ります。貼ってあるビニールに数箇所穴を開けて6分加熱、取り出してビニールをはがし、ライスに水を15mlスプーン3杯入れて混ぜ、再度ビニールのふたをして電子レンジで残りの時間を加熱します。あ、あと出来上がったら盛り付ける前に1分置けとありますな。

P1010893s多少面倒ながらも味はなかなかいけます。見た目はもう一つかもしれませんが...辛さはMediumを選んだのですが、全く辛くありませんでした。まあ、適当に数個置いておくのはこれがいいかなと。

それにしても、日本の食品やキッチン用品の電子レンジの活用方法は驚くものがありますな。ほとんどの冷凍食品は電子レンジだけでできてしまうように思うのですが。また唯一日本から持ってきた調理器具のレンジでパスタなどは連日大活躍中です。一人分のパスタをゆでるのにこれほど便利なものはありません。そういえば、このアパートにある電子レンジは自動あたためのメニューがありません。牛乳を温めるのも昨日の残り物を暖めるのもパワーと時間を指定しなければいけません。やっぱり日本の家電は使いやすいと思います。

2009年12月6日日曜日

海外ローミングでの電話の掛け方

覚えとして書いておきます。イギリスにいる自分の携帯の番号を090-1234-5678, 日本の相手を06-9876-5432とすると次のようになります。

自分の携帯から日本にかける +81-6-9876-5432
日本から自分の携帯にかける 090-1234-5678
現地の人が自分の携帯にかける +81-90-1234-5678
自分の携帯から現地の人にかける 現地の番号をそのまま入力

イギリスに来た日本人の(海外ローミング中の)携帯にかける場合、日本に国際電話をかけることになりますので+81が要ります。

通話料は高いですが、通常はSkypeを使って緊急時のみ携帯と考えれば別に気にならないぐらいです。iモードも使用できますが、少なくともドコモの場合、各種パケット割引は効きませんので、日本にいるときのようにはいきません。iモードメールの自動受信はOFFにしておきましょう。