オージー(豪ドル)とキウイ(NZドル)の価格差が大きくなってきました。
オージーとキウイは対円で見ると同じようなチャートを描きます。同じような値動きをしながら、常にオージーのほうが高くキウイのほうが安くなっています。逆転したことがあるのかどうか知りませんが、地政学的なことを考えると(考えてもわかりませんが)感覚的に逆転する可能性は低いように思えます。このような場合、価格差が開いたときに高いほうを売って安いほうを買い、価格差が小さくなったときに両方を決済(あるいはその逆)する取引が知られています。裁定取引ですね。特に、オージーとキウイの場合は誰が呼んだかサザンクロススプレッドとして知られています。洒落たネーミングをするものです。
現在、価格差は15円を超えてきていますのでポジって見ました。大体5円から16円ぐらいで動いているようなのでそろそろかなと思います。もちろん、このまま差が拡大することもあり得るのですが、これも長いスパンで見れば10円ぐらいの価格差に収斂していくのではないでしょうか。オージー売りのキウイ買いは若干ながらプラススワップなので、派手なレバレッジをかけなければ長期でも持ちこたえることができます。
まあサザンクロススプレッドというとたいそうですが、ようはAUDNZDがボックスで動いているのでボックスの上限付近と下限付近で売買しようというものですね。価格差(スプレッド)の取引にするとたいていの業者で取引できます。先月のような突然の円高でも安心です。もちろん、スプレッドが開くとどきどきしますが...
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