2012年10月8日月曜日

iOS 6

iOS 6がリリースされ、iPhone 3GS上でもiOSのアップデートが通知されているのにはもちろん気付いていました。しばらくアップデートをためらっていたのは、うわさのマップ問題が改善されてからでもいいかと思ったためです。しかし、iPhone内にダウンロード済みのOSデータ容量1GBぐらいあるようで馬鹿にならない上にこんな記事も出ていたので、まあ仕方ないと思いアップデートしました。

夜に充電しながらアップデートを開始し、朝には完了していたのですが、左上のキャリアが表示されません。ははぁ設定が初期化されるのかと思い、案の定空欄になっていたAPNなどを設定したのですが圏外のまま。キャリア選択の「自動」をOFFにしてJP DOCOMOを選ぶと、「選択した携帯電話ネットワークは制限されています。」などとメッセージが出ます。無理やり選んでも圏外のままです。

平静を装いながらも、これはマズイと大きく動揺していろいろなことを考え始めます。やはり考えてしまうのはSIMロックがかかってしまったということです。一応unlockedとの触れ込みで買っており、iOS 5.1にはアップデートできていたのですが、実はjail brokenな品で前回は5.0→5.1のマイナーアップデートだったのでうまくいったという可能性もないわけではありません。あるいは、Appleがドコモダケロックをかけてしまったということも考えられます。iOS 5のときも騒がれたと思いますが、結局何事もなかったので今回は特に注意していませんでした。油断しました。またMifiを使い始めないとダメなのか、あるいはiOS 5 のiPhone 4でも探してみるか、毎回苦労するならいっそiPhone 5を正規に契約するか…などと選択肢が増えていきます。

結局のところ、キャリア表示が出なくなっただけで通信は従来どおりできていることが判明して平静を取り戻します。3Gと表示されているかどうかで通信可能かどうかも判断可能なようです。やれやれです。今回は、iOSアップデートは注意すべきという教訓を得たということにしましょう。3GS向けの次のアップデートはなさそうですが、注意することにします。

2012年9月16日日曜日

メロディー検索

昔はFMをよく聞いていました。αステーションで未明から早朝にかけてDJ無しで主に洋楽のソフトな曲を流し続ける番組が気に入っていて、夜更かしの最中に聴いたりしたものです。録音も試みたのですが、その頃はカセットテープに録るのはいまさら感があり、MDでは長時間録音できず、といって、PC環境も気軽にWAV録音したりMP3にリアルタイムエンコードできるようなスペックではありませんでした。結局深夜2時頃から7時頃までの長時間を録音する手段としてVHSテープを使用してました。これだと、3倍モードで6時間録れますし、画質の劣化度合いほど音は悪くなく、しかもFMチューナーの電源さえ入れておけばビデオデッキのほうでタイマ録音可能となかなかのコストパフォーマンスです。しかし悲しいかな、録音したものを聴くのは割りと面倒で、しかも実時間で5時間かかるのでそれほど聴く機会もなく、結局ビデオデッキとともにテープも処分してしまいました。

処分に際し、気になった数曲はどうにかWAV化して保存していましたが、保存はしたものの誰の何という曲かは分からない状態でした。オンエアされた日付と時間が分かれば局に問い合わせることも可能ですが、それもあいまいな状態だったので半分あきらめていました。それがインターネットサービスの進化のおかげか、数年の間には大部分が判明していきます。Google先生の威力は凄まじく、詩のある曲ならわずかでも聞き取れたフレーズをlyricsなどとあわせて検索するとかなりヒットし、結局詩のあるものはGoogleで全て発掘しました。しかしながらどうにもならなかったのがインスト曲です。これについては検索のしようも無くあきらめていました。

それが突然メロディー検索で全て判明し、割と驚いたのでこのエントリになっています。しばらく前から鼻唄検索的なサービスがあることは知っていましたが、入力の敷居の高さ(PCにマイクをつけて歌うのか?)を感じて特に注目していませんでした。それが先日、iPhoneアプリ版があることを知って早速インストールし、スピーカーからWAVに保存していたものを流したところ結果が表示されています。試聴してみると今スピーカーから再生した曲が流れて相当驚きました。流しているものを録音して、それを再生するジョークアプリかと思ったほどです。結局不明だった2曲は両方正しく検索されました。同種のサービスはいろいろあるようですが、今回利用したのは SoundHound です。鼻唄でもちゃんと検索できるのかどうかは分かりませんが、それでも凄いサービスです。なんとも、時代についていけてないなぁと思ったりしてしまいました。ちなみに見つかった2曲は

でした。どっちもYouTubeで見つかるところも、これはこれで驚かされるのですが...凄い時代ですな。

2012年1月9日月曜日

姓名の表記

英語圏では First name (名) Last name (姓) の順に名前を表記します。これにあわせて、例えば山田ハルオさんは Haruo Yamada のように名→姓と表記します。中学校でそのように教わって以降、誰だってそーする、おれもそーする…と思ってきました。ところがどうやら最近は Yamada Haruo のように姓→名と表記するような流れがあるそうな。元になっているのはどうやら文科省の国語審議会が出した答申の一つ 国際社会に対応する日本語の在り方 のようです。「姓名のローマ字表記の問題」には次のように書かれています。

日本人の姓名については,ローマ字表記においても「姓-名」の順(例えば Yamada Haruo)とすることが望ましい。なお,従来の慣習に基づく誤解を防ぐために,姓をすべて大文字とする(YAMADA Haruo),姓と名の間にコンマを打つ(Yamada,Haruo)などの方法で,「姓-名」の構造を示すことも考えられよう。

う~む。で、どうしろと?「望ましい」「考えられよう」と言われましても…今の学校教育ではどう教えているんですかね。もうひとつ気になるのは、こうしていくことを欧米に通知しているのかどうかでしょうか。トラッド ジャパンによれば、名→姓とするようになったのは明治の頃で、欧化主義による影響が大きいようです。経緯はともかく、それ以降100年以上続いている慣習を変えるからには、それなりに内外にアピールして欲しいところです。2000年の答申ですが、全く知りませんでした。

まあ、表記として YAMADA Haruo とするのは姓がどちらかわかり易いのでよさそうにも思えます。困るのはしゃべるときです。どうするんですかね。やっぱり郷に入っては郷に従えで名→姓と言ったほうがよさそうに思えます。この答申の内容からは、現時点で無理に言い方を変える必要もなさそうですかね。