2011年12月3日土曜日

factory unlocked ?

遂にと言うか漸くと言うか、iPhoneを買いました。今更ながら3GSですが、SIMフリーな物です。ヤフオクやeBayを眺めていたのですが、脱獄でないSIMフリーの3GS(32GB)は2万円台後半から4万円台で落札されている感じでした。何度か入札して買えない状態だったのですが、先日eBayで"new factory unlocked"を謳った物が、送料込み$400程でbuy it nowだったので、迷った挙句買って見ました。迷う理由は...

  • 本当にjail brokenでないsimフリーか?脱獄ものならヤフオクでもそこそこ安いが、iOSをアップデートでロックされてしまうのも微妙。
  • 本当にnewか?何故今3GS 32GBの新品が?
  • そもそも本物か?

といったところです。とはいえ、商品説明以上のことはわかりませんし、売主がそう言っているのでそれ以上確認しようもありません。で、無事到着はしたのですが、パッケージのモデルNo.はMC131B/Aとなっています。調べてみるとUKのO2ネットワーク用のようです。やらかしたかな?と思いましたが、一応以下の認識なのでまだ望みはあります。

  • iPhoneのunlockは、ハードウェアに細工をするわけではなく、サーバー側のデータベースを書き換える作業である。
  • UK版のiPhoneはロック有りで販売されているが、条件を満たせばキャリアによるオフィシャルなロック解除が可能である。

とにかくb-mobileのドッチーカSIMを入れてiTunesにつなぎ、iOSをアップデートすると、特に問題なく完了しました。ロックもかかっていないようです。3G通信については「PDP認証に失敗」とエラーが出てあせりましたが、APNを設定するとできるようになりました。

factory unlockedという響きからは工場出荷時からunlock状態であることを期待しますが、一応これはこれで商品説明に偽り無しなのかもしれません。ただ、newかといえば、unlockの作業が行われたはず(バッテリーはある程度充電されており、日本語環境に設定済み、iOS 5.0.0の状態でした)なので微妙です。まあ、外見はきれいなのでこれもサービスだったと思うことにしましょう。一番の疑問は、設定で見たモデル番号がMC134Bだったことです。3GS White 32GBのものだと思うのですが(黒なのに)...もう見なかったことにしましょう

アクティベーションできてiOSをアップデート可能なので、全く偽者というわけでもないのでしょう。refurbish品としても、この外見でSIMフリーならまあよしです。引き落とし額は日本円で31,500程でした。とりあえずiPod touchのデータを復元して移行完了、普通に使えています。

2011年9月26日月曜日

平民どもは裏口へ

先日、宝塚歌劇を観て来ました。なかなか(いろんな意味で)楽しめると思いますので、気軽に行ける距離に在住であれば、さほど興味はなくても一度は見に行って損はないと思います。演目は何でもいいです。何をやっていても宝塚であることを見せ付けられること請け合いです。今回学んだ観劇のポイントを挙げてみます。もし初めて行くのであれば、以下を押さえておくとよいでしょう。

  • 花のみちを通る
    阪急宝塚駅から宝塚大劇場までの道は、花のみちとして整備されています。道路の真ん中を通れるようになっており、ここを通って気分を盛り上げるのだそうな。なお、劇場の先まで道は続いており、さらに行くと楽屋口がでてきます。楽屋口のところは少し広くなっており、ベンチらしきものが用意されてます。恐らくはより多くのファンが入待ち出待ちでスターを見れるように配慮されていて、後ろの人はここに上がって見る事ができるのでしょう。さらにその向こうには手塚治虫記念館があります。
  • 軽食を確保
    宝塚大劇場では座席での飲食が可となっています。幕間はロビーや売店は混むと思われるので、先に弁当や飲み物を買っておく、途中の食事処で予約をしておく(劇場内にいくつかあり、ちゃんと幕間に食べれるようになっています)など、事前に確保しておくとよいでしょう。
  • プログラムを買おう
    縁あって劇団☆新感線の公演を毎年観るのですが、宝塚歌劇のプログラムは新感線のプログラム(多分こちらのほうが一般的)とは少し趣が違います。どちらも主役級の写真集のような雰囲気ではありますが、宝塚歌劇のほうは幕ごとの概要と出演者が書かれていて、より演劇のプログラム的です。また、出演者はどんな小さな役でも役名とともにもれなく書かれているのが特徴的です。なかなかすごいと思います。値段も安いので、一度は買ってみるとよいでしょう。
  • レヴューがある
    今回観たのは「仮面の男」でしたが、「Royal Straight Flash」との二本立てになっていました。短い芝居でもあるのかと思ったらショーが始まりました。宝塚歌劇は芝居とレヴューと呼ばれるショーの二本立てになっているそうなので、そう身構えておかないと面食らいます。今回は二幕の最初からレヴューでしたが、ベルばらなどの大作では二幕の最後に少しだけレヴューになります。温泉街の見世物として発展した名残だとか何とか。
  • ショップには上演中に行く
    開演前や幕間は異様に混んでいますが、上演中はガラガラです。午前の部を観たなら、遅い昼食でもいただいてからショップに行くとゆっくり見れます。もっとも、何組の公演で誰がトップかも知らない身としてはショップで買うものは余りありません。その中で目を引いたのはベルサイユのばらカルタです。「三十路すぎてもマドモアゼル」「ぬるいショコラで命拾い」「平民どもは裏口へ」「貴族のやつらをしばり首」など、いろはカルタよろしく語呂よくまとめられた読札がなんとも愉快、シュールな絵札と並べるとなおいっそう愉快さが際立ちます。原作は見たことがないのですが、なかなか引き付けられる台詞回しを見るに名作であることを感じさせます。原作を知っていればきっとジョジョの奇妙な百人一首にも劣らぬ出来なのでしょう(値段もかなり良心的)。とりあえず必見です。

さすがに専用の劇場だけあってよくできています。広いロビー、食事処や売店、併設ショップ、何かカードを持って立っている恐らくはファンクラブの末端の会員…など、宝塚大劇場自体を観察するのもなかなか興味深いです。そこに、ヅカファンと呼ばれる濃いファンが加わって宝塚歌劇というシステムが成り立っているのでしょうか。なかなか深い空間です。

考えたらいつでも何か演っているというすごいところです。そこからさほど遠くないところに住んでいる身としては、A席で十分なのでたまに観に行くと面白いのかなと思います。

2011年6月5日日曜日

WHSでApple ロスレスを再生

結局X510を購入し、そこそこ便利に使用しています。iTunesデータベースはX510とクライアントPCで同期を取りながら両方に置き、X510で2重化することでとりあえずバックアップはよしとします。後は、これをAVアンプで再生できれば目的の大部分は達成です。

方法としては、今は2通り考えられます。一つは当初考えていたAsset UPnPを使用したDLNAでの配信です。DLNAクライアントにはPS3を使用しますが、割とうまくいきます。実際、しばらくこれで運用していました。何百曲から聞きたい曲を検索することを考えると、PS3が実用になる最低ラインと思えます(DMR対応機器を使えばよさそうですが手持ちにはありません)。とはいえ、多少不満は出てきます。

  • 音楽を聴くためにTVが必要となる。X510は連続運転していたとしても、AVアンプのほかにTVとPS3を立ち上げる必要があります。
  • iTunesのプレイリストは使えない。
  • 検索性もいまいち。

というのが大きなところでしょうか。まあ、目的は達成されますが使い勝手は後一歩です。

もう一つの方法は、Apple TVを導入することです。こちらに詳しく書かれていますが、iTunesで音楽を管理している人ならこれで全て解決しそうです。iPod touchでX510上のデータベースを操作し、Apple TVで再生できます。PS3購入前に今のApple TVが出ていれば、これを買っていたかもしれません。課題はX510へのiTunesインストールですが、記事の内容のようにXP互換モードを指定すればインストール可能でした。X510上でiTunesを立ち上げてホームシェアリングを設定してやれば、iPod touchからRemoteアプリでデータベースを操作できます。操作性や検索性もDLNAでやっていたときよりかなりよいし、iTunesで作成したプレイリストもGeniusのリスト含めて使用できます。後は再生先をApple TVにすればよい訳です。

真剣にApple TVを買おうかと考え始めたのですが、待てよと思い止まりました。この方法ではX510上でiTunesを起動しっぱなしにして、これをiPod touchから操作するわけです。なら、X510→USBオーディオ→AVアンプと直接再生すれば済むような...X510とAVアンプが近くにあり、しかも、ND-S1もそこにあるからそう思うわけですが、可能なら家ではApple TVさえ不要です。

で結論、可能でした。まず、ND-S1をWSHが認識するかどうかですが、こちらは特に問題ありませんでした。つないだらUSBオーディオデバイスとして認識されました。ただ、これだけではiTunesで再生できませんでした。どうも、サウンドデバイスとしてMicrosoft RDP Audio Driverが選択されていて、USBオーディオから音を出せていないようです。このサウンドデバイスを切り替える方法がわかりませんでした。DirectXを入れるとかいろいろやってみたのですが、どうやら以下の設定がクライアント側で必要です。

  • リモートコンピュータのサウンドは「リモートコンピュータで再生する」を選ぶ。image
  • リモートデスクトップ起動時のコマンドに /admin を追加する。image

この状態でWHSにリモートデスクトップ接続すると、サウンドデバイスはUSB Audio DACとなっていました。WHSでのiTunesでの再生も問題なさそうです。これだと、AVアンプだけ起動すれば後はiPod touchで操作できます。X510がAVアンプ側にあるうちはこのままで運用しようと思います。

2011年3月6日日曜日

車に自転車を保管

堺に引っ越してから自転車に乗る機会は激減していました。時間がないのも理由の一つですが、もう一つの大きな理由は自転車を出すのが億劫と言う点です。というのも、賃貸マンションなので室内保管していたのですが、コレを外に出すだけでも結構大変、さらに帰ってきてから片付けるのもまた大変です。結局、しばらくの間は部屋の肥やしとして飾られていたのですが、このままではイカンと思って考えたのが車内に自転車を保管することです。
車はホンダのフィットでさほど大きいわけではないのですが、後席をフラットにした状態での車内高は十分あります。そこで自転車を立てた状態で、かつサドルの高さを変えずに保管できるのが理想です。目をつけたのがミノウラ VERGO-Excelです。車載例の写真はどうやらフィットの模様、写真では2台積んでいます。前輪は外す必要がありますが、これは致し方ないところでしょう。ん~っとちょっとだけ迷ったフリをして買ってみました。
とりあえず入れてみた図ラゲッジ入り口の大きさは自転車の高さに対して少し小さいので、自転車を入れるときは少し斜めにしながら入れる必要がありますが、それほど苦にはなりません。入れてしまえば、高さは十分足りています。
 


横から見た図横から見た感じです。ぎりぎりに見えますが、問題なくドアは閉まります。ハンドルを回した状態で固定することもできるようですが、入れやすく固定しやすいのは正面向きと思います。
 


後輪側
少し問題になったのは後輪側で、助手席の背と干渉します。助手席を一番前にすれば十分いけると思いますが、人が座ることを考えれば常時そうするのは避けたいところです。結局、助手席の横に少しはみ出す形で収まるようにしました。この状態だと2台収納は難しい感じです。それでも、サドルの高さを変えずに収納できました。出し入れも大変と言うほどではありません。マンションの部屋から出すよりははるかに楽ですし、自転車をエレベーターに乗せるときの多少の罪悪感もありません。運転してもそれほど不安定感はなく、倒れるようなことはなさそうです。当分これでよさそうに思います。